人生100年時代の生きにくさ

約25年間、勤務した一部上場企業からベンチャー企業に転職するも、自己都合で退職し、現在、求職中。

ネットで求人情報を探しているが、こんなにも収入を得るのが難しいのか、ということを、45歳という年齢となってはじめて実感している。

 

45歳という年齢にもなると、企業は即戦力を求める。

いわゆる「経験者募集」というやつだけれど、企業が求めるピッタリはまる経験者が見つかることはあるのだろうか、と思う。

現在の職場で、多少の不満はあったとしても、大きな問題がなく働いていれば、転職しようという気にもならないし、新しい環境に移るのにはリスクもあるのだから、よほどのインセンティブが無いことには、「経験者募集」の求人に応募しないはず。

 

企業は40代よりも、若い人材を欲しがる傾向があると思うけれど、この不確実性の高い時代に、5年先や10年先を見据えて教育コストをかけてまで、より若い人材を雇用するのが、本当に得策なのだろうか、とも思う。

 

リンダ・グラットンさんの「LIFE SHIFT」という書籍では、中高年で学び直して、新しいキャリアを作るということが書かれているようだが、その新しいキャリアに需要が無ければ収入源を得られない。

 

今、自分のスキルに需要が無いから、企業が求める求人とマッチしない、という現実に直面している。

寿命が延びるということは、不確実性と接する機会が増えるということだし、ますます安心感が遠のいて、生きにくくなる、ということなのかなぁ、と...